システムの奴隷からの脱却

今回の合宿ワークの中で、
テーマとして自ずと立ち上がってきたのは、
『嫉妬、競争心』でした。とてもいいトピックです。
だって世間とは嫉妬と競争のメロドラマだらけのところですから。

嫉妬、競争というのは、社会システムから
巧妙に仕掛けられたもので、
その中でも最も強烈なものと言えます。

巧妙さゆえに、人々は疑念を抱くことさえなく、
まんまと、猛烈に嫉妬をし、競争しています。

常に誰かと自分を比較して、あの人は自分より
上と見上げては、傷つき、戦いを挑み、出し抜くことに躍起です。
また、あの人は自分より下と見下し、
つかの間安心したり、優越感に浸ります。

この仕掛けをよ〜く見てみると、

誰もが、永遠に中間にしか居られないことが明白です。
いつまで経っても、どんなに頑張り続けても、
必ず自分より上がいて下がいます。
あなたはその中間です。

あなたは永遠に上へ上へと、目指し
前進する中間の者であり続けます。
永遠に梯子を駆けのぼり続けることになります。
永遠に終わりの無い梯子。
それなのに、悲しいかな、人々にとっての
問題は「どうやって登るか」です。
滑稽としか言いようがありません。

こんな馬鹿馬鹿しいことをどうして、
人々はやめないのでしょう?。
「やーめた!」「いち抜けたっ!」と、
飛び降りることができないのでしょう?

なぜならそれは、下の者がいるからです。
人々にとって、自分より下の者を見下す
優越感ほど気持ちのいいものは無いのです。

しかし、

こんなことを続けていたら、
周りの誰かに嫉妬し、競争心を持っていたら、
いったいどうやって自分自身でいられるというのでしょう?

世界は広くて、幾らでも自分より優れた人は現れるというのに。
あなたは結局誰に対しても猛烈に競争しています。常に。どこにいても。

誰かは、必ずあなたより、美しいし、
誰かは、必ずあなたより、プロポーションがいい。
誰かは、必ずあなたより優秀です。
ほんと、キリが無い。

さて、ところで、あなたは、
気づいているでしょうか?
この、あまりにも巧妙な仕掛けによって、
あなたは決して自分自身に成れないようにされている
のです。

なぜなら、システムは、
あなたが自分自身に成ることを、
それこそを、恐れているからです。

もし、あなたが、自分自身でいたなら、
あなたは、満足感というものを、
見つけてしまうからです。
充足感というものを、
見つけてしまうからです。

自分自身でいるということは、
満足感と充足感に満たされるということを意味します。
満足感と充足感に満たされたら、
戦争なんかできなからです。

自分自身でいたなら、
その時、あなたは、
システムの奴隷でなくなってしまうからです。

自分自身でいるとは、
天空へと突き抜け伸びていこうとする
木々の意志が明らかなように、
あなたを突き抜けんとする意志が湧き起こり
吹き出しはじめることです。♪

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