寝入り端、ふと思い出したことがあった。
自分の感覚としては「思い出した」という
言葉がピッタリなんだけど、
でもそれは、ただの私の空想だったと思う。
なぜかというと、紀元前600年の
お話しだから。(笑)私は家族に、
その空想話しを、心に浮かぶまま話した。
そして家族はそれを記録した。
紀元前600年、アングリアという国に
生きたアレクサンドリアという女性の
物語りだった。
私の中に眠っていた、
ただの「物語り」だ。
だけど、今朝、ネットで
「紀元前600年 アングリア」で
検索してみたら、出てきた。
その時代、そういう国が、実在した。
モノを知らない私は、恥ずかしながら
「アングリア」という言葉があることも、
そんな国が古代あったことも知らなかった。
でも、もしかしたら、ほんとは、
何処かでそんな情報を私は得ていて、
それが、記憶の奥に残っていた
のかも知れない。
それらを組み合わせて、
無意識に物語りを作りあげたのだろう。
けれど、そんなことは、
どうでもいいことのように思う。
その物語りは、
私を癒し、豊かにしたのだから。
それは驚く程のパワフルさで。
ローズマリー・サトクリフという作家がいて、
その時代のその地方の歴史小説を
書いたものがあるらしい。
「ケルトの白い馬」など。
早速、注文した。
作家や作品との、こういう出逢い方も
なかなかいいと思う。
届くのが楽しみだ。
写真は昨日、壁に現れた小さな小さな虹。
美しい虹色でした。